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もっと文章力欲しい。 ガゼルの話。
ふと、気が付くと私は雲の上にいた。辺りは真っ暗で見上げると宇宙に散らばる星々が見えた。
雲というのは水蒸気でできているのではなかったか。
不思議に思って、ふわふわの雲を摘み上げてあろうことか口に運んでみた。
見た目は白くて綿菓子のよう。
けれど無味無臭で舌の上で簡単に溶けて消えていった。
別段美味い、という訳でもなかったのだが夢中になって貪った。
そして、私を乗せた雲を食べ終えた時、支えるものを無くした身体は墜落しはじめた。
俯せに寝そべる形で真下を見ると遠くに無数の町明かりがあった。
都会の煩いネオンも俯瞰から見れば小惑星のよう。
しかしそれを綺麗だなんて思っている余裕はなかった。
なにせ、私は薄手のパジャマと裸足なのだから夜の気温と気圧で
肌を刺すような寒さに耐えられなかったのだ。
痛い。ああ、痛い。
思わず鳴咽と涙が零れ出た。余りの圧迫に四肢が裂かれて死んでしまうのではないか。
いや、裂かれなかろうがこのまま落下し続けて地面に激突すれば確実に私の身体は耐えられないだろう。
私が何を思っていようと全身は重力には逆らえず落ちつづけた。
鉄筋コンクリートの建物が明確に見えてきた。
あと5メートル。
速度は緩まず。ビルとビルとの間のアスファルトに私は激突するだろう。
目の前はもう真っ白だ。
あぁ、死んでしまう…!
「痛っ」
ひらっぺったい無機質なフローリングは冬の寒さのせいかとても冷たかった。
どうやら私はベッドから落っこちたらしい。
だるい身体を起こしてベッドに戻る。と、私の布団が無い。
ベッドの端っこで晴矢が私の掛け布団を剥ぎ取って猫のように寝ていた。
成る程、こいつのせいで私は落ちたのだ。
晴矢が持っていった掛け布団を剥ぎ返して布団に潜り込む。
反動で晴矢がベッドから落ちて鈍い音が鳴った気がした。
どうでもいい。
それよりも私はだるさと睡魔で寝たかったのだ。
布団に包まると冷えた身体に心地の良いあたたかさだった。
(あれはまさに凍てつく闇…)
COMMENT
>そら
ありがとー。
いろいろ書いてはあるんだけどね、恥ずかしくて上げられないのよ><
私も書き終わったあとに気付いた。こいつら一緒に寝てやがる…!
>よっくん
(^o^≡^o^)こっちくんな
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無題
好きだよ黒砂糖、の文。
夢の内容がガゼルっぽさ200%で良いと思うな^^もっといろいろ書けばいいのにー
そしてナチュラルに一緒に寝てるのかw
そら 2010/12/09 20:05 URL EDIT RES